このたび、内閣総理大臣表彰 第7回「ものづくり日本大賞(製品・技術開発部門)」において、YAMAKIN株式会社 CAD/CAM切削用歯科材料開発プロジェクトのメンバー5名(平均年齢35歳)の「優秀賞」受賞が決まりましたのでお知らせ申し上げます。
【ものづくり日本大賞について】
「ものづくり日本大賞」は製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、「ものづくり」に携わっている各世代の人材のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰するものです。本賞は、経済産業省、国土交通省、厚生労働省、文部科学省が連携し、2005年より隔年開催しており、今回で7回目となります。
経済産業省 ものづくり日本大賞 WEBサイト
http://www.monodzukuri.meti.go.jp/index.html
【開発の概要】
このたび、受賞対象となった「世界初、フッ素徐放性を付与したCAD/CAM用高性能歯科材料の開発」によって2015年10月に製品化したヤマキンの歯科切削加工用レジン材料は強度、耐久性・加工性に優れた独自開発のCAD/CAM用歯科材料(セラミックス強化樹脂材料)にフッ素徐放性を世界で初めて付与することに成功したものです。歯科技工士の作業負担軽減(研磨時間40%短縮(従来製品比)など)、歯科材料の脱金属化、口腔内の衛生環境改善等による健康寿命延伸への貢献に期待されています。本製品の開発にあたり、地元の高知大学医学部歯科口腔外科学講座との共同研究や高知県の支援など産学官が連携した成功事例です。
なお弊社では、歯科用レジン開発プロジェクトのメンバーが2007年および2012年の「ものづくり日本大賞」において、四国経済産業局長賞を受賞しておりますが、今回が初の全国表彰となりました。
今後もヤマキンは、価値ある製品開発に取り組み、地域医療の充実と発展に貢献して参る所存です。